井伊家の菩提寺・龍潭寺

直虎旅紀行
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おんな城主直虎の主人公・井伊直虎の人生に深く関わることとなる龍潭寺(りゅうたんじ)。龍潭寺への行き方と由来紹介です。

 

井伊家の菩提寺であり、浜名湖湖北五山に数えられる「龍潭寺」は現在も遠州の古刹として名高いお寺です。直虎を演じる柴咲コウさんも2016年8月26日、井伊直虎の墓に参られました。

 

おんな城主直虎の主人公・おとわ はこの龍潭寺で出家し、次郎法師と名を変えこの寺で修業の日々を過ごします。住職の南渓和尚(なんけいおしょう)は直虎の大叔父にあたり、次郎法師という男の名を直虎に与えたのもこの南渓和尚(キャスト:小林薫さん)でした。

 

寺には直虎の教育係の昊天(こうてん)(キャスト:小松和重 さん)や兄弟子の傑山(けつざん)(キャスト:市原隼人さん)らも暮らし共に修行し生活していきます。

 

【龍潭寺の場所】
龍潭寺は井伊家のふるさと井伊谷に今もあります。(現住所:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989) 滋賀県の彦根市にも同じ名前の龍潭寺がありますが、そちらは井伊家が滋賀県彦根市に転封となり分寺したお寺となります。

 

ryuu1龍潭寺(浜松) 浜松情報BOOK様画像提供

お庭が見事で国指定名勝となっています。江戸時代に築かれた池泉鑑賞式庭園です。(小堀遠州作)

 


龍潭寺は創建が天平5年(733年)と伝わる古いお寺です。平安の時代(1010年)、門前の井戸から誕生した(捨て子であった?)井伊共保(いいともやす)を初代とした井伊家は龍潭寺を菩提寺とし歴代の井伊家当主が祀られています。宗派は19代当主・井伊直平の代から禅宗の臨済宗妙心寺派。井伊直虎、井伊直政もここに眠っています。 

 

寺宝としては宋版錦繍万花谷 3冊が重要文化財、龍潭寺伽藍 6棟と紙本金地著色遊楽図 六曲一双有形文化財に指定されています。歴史好きとしては「龍潭寺第五世昊天和尚使用馬鞍」が井伊家赤備(あかぞなえ)具足で必見です。また織田信長遺品である天目茶碗も所蔵されています。どちらも期間限定展示なので展示期間が限られています。気をつけて下さい。

 

【龍潭寺への行き方】
井伊家の故郷・浜松の井伊谷にあります。浜松市は広いのでJR浜松駅からタクシーですと40分ほどかかります。天竜浜名湖線に乗れば金指駅より タクシー で約5分、気賀駅より タクシー で約10分となります。気賀駅はおんな城主直虎放映中「大河テレビ館」が開館されます。

⇒ 2017年大河ドラマ館の場所と開催期間

 

■車利用の場合
・東名高速道路浜松西I.Cより 国道257を北へ約20分
・東名高速道路「三ヶ日I.C」より 国道362を東へ約25分
・新東名「浜松いなさI.C」より 国道257を南へ約10分
・舘山寺温泉街より北へ約20分

■JR利用の場合
・JR浜松駅よりタクシーで約40分
・JR浜松駅下車、遠州鉄道バス⑮番ポール奥山行き乗車、神宮寺バス停下車→徒歩10分

■天竜浜名湖線利用の場合
・金指駅からタクシー で約5分
・気賀駅からタクシー で約10分

 

井伊家の里、井伊谷は龍潭寺に他に龍潭寺すぐ前に御手洗の井(井伊共保誕生の地)、井伊谷宮城山公園(井伊谷城址)などがオススメスポットです。

 

2017年はおんな城主直虎の影響で拝観する人が増えそうですね。駐車場にある龍潭寺売店では直虎グッズやうなぎアイスも販売されています。

 


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